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スマイルファクトリー 代表 花山千夏さん

故郷でベーカリーを開店 カレーパンGP連続「金賞」受賞

自慢のカレーパンを広めたいと大会出場を決意 故郷伊賀でベーカリーを開店

 「パン教室のカレーパンが好評で、多くの方にこの味を届けたいと思い、大会出場を決めました」と話すのは、大阪府在住で伊賀市新天地商店街にベーカリー「スマイルファクトリー」を構える花山千夏さん(49)。

 伊賀市(旧上野市)出身で、高校まで地元で過ごし、大学進学を機に大阪に移り住んだ。就職、結婚後も大阪で暮らし、子育て中の仲間が集まれる場所づくりにと、自宅でパン教室を開いた。そこで好評だったのがカレーパンだった。日本カレーパン協会主催のカレーパングランプリを知ったのは3年前。店舗がないと出場することができず、すぐさま開店にむけて準備をすすめた。店長には、伊賀の飲食店で料理人として働いていた、伊藤健一さんを迎えた。店を構える場所として選んだのは、大阪ではなく故郷の伊賀だった。

 「伊賀での出店を決めたのは、ご当地カレーパンのような伊賀ならではの特色をだした商品が作れると思ったから。店長に本業を続けてもらいたかったこともありますし、伊賀に住む両親の元に行けることも大きかったですね」と花山さん。そして、2023年3月、新天地商店街に店をオープンした。

 

花山さんのお店「スマイルファクトリー」は、白を基調とした明るい雰囲気のお店。(三重県伊賀市上野丸之内 新天地)

 

開店して4か月で「金賞」さらに翌年も「金賞」を獲得

 開店してすぐ「カレーパングランプリ2023」の西日本揚げカレーパン部門に、店の看板商品である「ラッキー★カレーパン」でエントリー。7月の結果発表で、2番目に評価の高い金賞を獲得。翌年も同グランプリの同部門に、伊賀の魅力を盛り込んだ「伊賀牛すじカレーパン」でエントリー。2年連続で金賞を獲得した。

  「ラッキー★カレーパン」には、クミンやマスタードなどのスパイスを使った自家製のルーと、塩こうじに漬けた豚肉を使用。「伊賀牛すじカレーパン」には伊賀牛の牛すじを和風味でじっくり煮込んだものを使用し、手裏剣の焼き印を押している。パンの発酵具合にも気を配り、イーストの量や温度をしっかり管理しているそうだ。

  「脂っこくない、何個も食べられるカレーパンを目ざしました。お肉の脂はできる限り取り除いていますし、揚げた後には必ず重さを量り、油の量をクリアしたものしか店頭に並べません。野菜は国産のものをお店で刻んで、甘味が出るまで炒めて使うなど、味はもちろん、健康面にもかなり気を使ったものになっていますよ」と商品へのこだわりを話す。

 

金賞受賞のラッキー★カレーパン(左)、伊賀牛すじカレーパン(右)

2023年、2024年の「日本カレーパン協会 カレーパングランプリ 西日本揚げカレーパン部門 金賞」の受賞トロフィー。

 

目ざすは最高峰 伊賀に貢献できるお店に

 「今年は最高金賞を狙いたいです」と今年の大会に向けて意欲を見せる花山さん。生地にパプリカを練りこみ、チーズ入りで甘口の「忍者カレーパン〔赤影〕」(手裏剣の焼き印が二つ)と、バージョンアップした「伊賀牛すじカレーパン」で、エントリーするつもりだ。

 今後の展望について聞くと「当店が伊賀への集客につながる存在になれるよう、受賞記録をのばしたいです。多くの方に当店の味を届けたいので、店舗の拡大も目ざしたい」と、清々しい笑顔で話した。

「このカレーパンで多くの方に笑顔を届けたいです」とほほ笑む花山さん。

※スマイルファクトリーの最新情報については、こちら「公式Instagram」をご覧ください。

 

取材日:2025年2月

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