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伊賀フューチャーズクラブ ノルディックウォーキング教室指導員 大久保慶三さん

ノルディックウォーキングで健康づくりを広めたい

地域の健康づくりに貢献したいと、ノルディックウォーキングの講師に

「たくさんの方と一緒に健康づくりがしたいと思い、リタイアしてからノルディックウォーキングの講師の資格を取りました」と話すのは、(一社)全日本ノルディック・ウォーク連盟公認指導員で、NPO法人 伊賀フューチャーズクラブ ノルディックウォーキング教室指導員の大久保慶三さん(81)。

東京生まれで東京育ち。山とつながったのは、中学校で山岳部に入部したのがきっかけだった。その後、東京の大学に進学。学生当時の昭和30年代は第一次登山ブームで、ワンダーフォーゲル同好会を立ち上げて、アルプスや八ヶ岳に通った。それ以来、山歩きを趣味にしてきた。卒業後は関東で化学系の企業に就職。親の実家がある伊賀に戻ってからも、名張で同業種の仕事に就いた。リタイア後の70歳頃に、全日本ノルディック・ウォーク連盟の指導員の資格を取得。その後、伊賀フューチャーズクラブのノルディックウォーキング教室の指導員となり、約10年になる。「若い頃から登山が好きで、ストックを使って歩くことに慣れていたので、ポールを使うノルディックウォーキングを始めるのに、あまり抵抗はありませんでした」と大久保さん。

健康づくりについて知識を深めるため、同連盟で地域健康づくりソーシャルプランナーと自立体力検定士の資格も取得した。

大久保さんが講師を務める、伊賀フューチャーズクラブ ノルディックウォーキング教室(三重県上野森林公園で開催)の様子。ウォーキングの前には、準備運動を実施。

森林公園には様々な散策路があり、大久保さんは参加メンバーの体調等を考慮して、コースを決定している。

全身の約9割の筋肉を動かす、ノルディックウォーキング

大久保さんは、ノルディックウォーキングについて「2本のポールを使うことで、3点支点、4足歩行となり、全身の約9割の筋肉を動かします。通常のウォーキングに比べエネルギー消費量が高く、重心を支える点が増えるので安定した歩行ができ、脚腰にかかる負担も軽減できます。若い方はもちろん高齢者にもおすすめの運動ですよ」と話す。

普段の教室は、下友生にある三重県上野森林公園で、月2回実施している。参加者は多い時で、20名ほど。今年の5月には場所を変えて、余野公園からJR柘植駅までの約6㎞のウォーキングを12名が楽しんだ。

「フィンランド生まれのノルディックウォーキングは、自然の中を歩くスポーツです。教室を行っている上野森林公園では四季を通して、様々な植物や昆虫などが楽しめます。健康づくりしながら気分もリフレッシュできますよ」と大久保さん。

私生活では仲間と共にJR伊賀上野駅から柘植駅までウォーキングしたり、5年程前からは月に1~2回のペースで、四季の琵琶湖を楽しみながら1年で一周約250㎞を完歩するウォーキングを行っている。

 

市民の健康づくりにウォーキングの大会を

大久保さんは出張教室で、クイズを取り入れた自作の紙芝居を使って、健康寿命や体を動かすことの大切さなどを伝えている。また、自立体力検定士として、健康維持・健康寿命を延ばすための定期的な健康チェックを呼びかけ、日常生活での動作で体力(健康)年齢をテストする『自立体力測定』を伊賀フューチャーズクラブで実施している。

「今後の夢は、市民の健康づくりの一つとして、シティマラソンのようなウォーキング大会を開催することです。みんなで楽しく歩いて、健康づくりをする仲間の輪も広げていきたいですね」と笑顔で話してくれた。

 

NPO法人 伊賀フューチャーズクラブ ノルディックウォーキング教室について詳しくは、℡0595-24-7501もしくは、ホームページ(http://www.igafuture.jp/)をご覧ください。

 

取材日:2023年7月

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