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マツウラ八百屋 松裏充彦さん

自信を持って薦められる商品を届けたい! 六次産業化に取り組む四代目

 

結婚を機に会社員から八百屋の道へ 

 「実家は兼業農家で、子どもの頃から野菜や米を育てる家族の姿を見て育ちました。農業がとても身近なものだったので、八百屋を継ぐことに抵抗はありませんでした」と話すのは、伊賀市緑ケ丘南町で「マツウラ八百屋」を営む松裏充彦さん(46)。同店を営む松裏家に婿入りしたのを機に、この道に入って約20年になる。

 

 同店は青果卸売業を中心に、毎朝、三重県と奈良県の青果市場から新鮮な野菜や果物を仕入れ、学校や保育所、病院、飲食店などへ納品している。地元の方にも「新鮮で質のよい野菜や果物を味わってほしい」という思いから、店頭販売も行っていて、贈答用のギフトにも対応。また、2階には、店で扱う食材を使った和洋食店「八百屋キッチン」を併設し、その惣菜も販売。ほかにも、店の食材を使ったフルーツサンドやパンナコッタといたスイーツの販売も手掛けている。

1階の店舗で野菜の陳列を行う松裏さん。

2階の八百屋キッチンのお惣菜を1階で販売。同店の新鮮な野菜を使った、和洋の手づくり惣菜が並ぶ。

 

確かな商品を届けたいと、自社栽培をスタート

 「お客様に自信を持って薦められる商品を届けたい。愛情込めて育てた自社栽培の農産物なら自信を持って薦められる。そんな思いから農業への参入を決めました」と話す松裏さん。2023年から、新事業としていちごの栽培に着手。現在、伊賀市下友生の約10アールのハウスで、5種類のいちごを栽培。ほかにもさつまいもやかぶといった、野菜も栽培している。

 

 「自分はマニアックな性格だ」と笑う松裏さん。いちごの品種は、流通面や自社での加工のしやすさ、ブランディングなどを視野に入れて選定。一般的に流通している「さちのか」のほか、あまり流通していない珍しい品種も栽培。桃のような独特な味と香りがする「桃薫」や県下で唯一ここだけの栽培となる希少な品種「ロイヤルクイーン」なども手掛ける。

 

 栽培方法は、農場長や業者と話し合いを重ね、最適な方法が見つかればすぐに実践している。ハウスの南側には山があり、日影になる場所があるため、日当たりのよい場所に2段の栽培ベッドを設置。照明には太陽光によく似た波長を出すLEDを使用して、日照時間を調整。ほかにも、光合成の効率をあげるため、株の根本にピンポイントで二酸化炭素を送れるようにホースを設置するなど、様々な工夫を凝らしている。

 

松裏さんの所有するビニールハウス。太陽光によく似た波長をだすLEDを使用したり、2段の栽培ベッドを採用するなど、様々な工夫を凝らしている。

お店の旬のフルーツなどを使ったユメみるフルーツサンド。販売当初からの大人気商品!

※季節によって内容は異なります。

 

人と人がつながる、そんな農園に! 様々なイベントを企画

 「私の座右の銘は『生涯チャレンジャー』です」と笑顔を見せる松裏さん。従来の枠にとらわれない、新しいことを考え、実現していくことが何より楽しいという。これまで店舗や所有するハウスで、食とともに楽しむ、スポーツやアウトドアの体験ができるワークショップイベントなどを実施してきた。

 今後は農地を拡大して果樹栽培も手掛けたいと話す松裏さん。次はどんなチャレンジを考えているか尋ねると「農園で若い世代同士が交流できる婚活イベントや、幅広い世代が楽しめる体験型の観光農園も作ってみたいです。この農園から地域の活性化につながる事業に取り組んでみたい」と夢を語った。

※マツウラ八百屋についての詳細はこちらをご覧ください。

 

取材日:2026年1月

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